第5回:「なぜ前衛アタックを止めるのは難しい?」

前衛目線中心で記載しますが、
きっと後衛にも役立つ知識がありますので、後衛の方も見てね

1.まずは正面に!続いてコースを切る!
前衛アタックの場面は大抵至近距離であり、
かつ判断する時間が少ない・・・
そんな中どうやったら高確率で止めることができるのか?
まずは正面に立つこと
当たり前だけど、時間が少ないので難しい
正面に立てれば、単純に打つコースが減る
バレーボールのブロックを思い浮かべてほしい
正面に立つためにみな努力している
理由は明白だが止める可能性が高いからだ
続いてコースを考える・・・
例えば右利きの前衛で、立ち位置の右がサイドラインで、
相手後衛が右利きの場合、自分より右はほとんど打ってこない(打っても入らない)
となれば、前衛は中央から左に意識を置くことができる
だが相手後衛が左利きの場合は全く逆になる
巻いてくるので、前衛が守るべきはむしろ中央から右に意識を置くことが必要になる
左利きがクロスに打っても正面にさえ立てればコースは消せる

2.構えは堂々と!
前衛アタックは至近距離なので、怖い!
わかっちゃいるが、ラケットだけをネットから出したりする人がいるがこれはNG
もし運よく当たってもスポットで捕らえない限り大抵押し負ける
またラケットだけ出しても相手後衛は視界良好なので、強打の必要すらなくなる
ちょんと落としたり、コースだけ狙われればお終いだ
相手の強打に負けないためには背筋を伸ばして構えること
またネットとラケットの間にボールが吸い込まれないように
しっかりネット際に立つこと
また右利きの前衛なら左手をラケットに添えておくことを忘れてはならない
コンマ数秒を争う中で利き腕だけではラケットが遅れる
それを補助して少しでも確率を上げることを考える
そして後は相手後衛の面だけを見てコースに素早くラケットを出す

3.アンダーストロークのアタックは怖くない!?
前衛アタックは至近距離だけが特徴ではない
上から打たれるから辛いのだ
アンダーから打たれても怖くない
なぜなら下から上に至近距離で打てばバックアウトの可能性が高い
強打で打てば尚更だ
だからアンダーの場合、前衛が守るべき高さは
ネットからラケット分くらい守れば十分だ
それ以上はバックアウトするだろう
逆にトップの場合はどうだろう
アンダーに比べ格段に守備範囲が広がる
だがトップの場合であっても真下近くに打つ勇気がある後衛はあまりいない
たぶんサービスラインとかエンドラインくらいを目掛けて打つのではないか
ならば守るべきはネットより少し上となる

4.まとめ
以上のことをすべてできればアタックを止める確率は格段に上がると思われるが
コンマ数秒の間にこれだけ考えるのはたいへんだ
なので普段から立ち位置や相手の利き腕等をイメージしておく必要がある
またやったからといってうまくいかないときもある
たまたまフレームに当たったり、スイングとボールの速さが合わなかったり
失敗する要素もたくさんある
だが1発でも止めれば相手後衛はガックリするだろう
2回3回と続けば、そのうちコースを変えるか、
やけになって同じとこばっかり狙ってくるかもしれない
コースを変えてくれればその後攻めやすくなるし、
アタックばっかりになればそこだけ守ればよくなる
どちらにしろ効果は絶大
ローリスクハイリターンだ!
これぐらい気楽に前衛の方は考えてもらいたい
実はこう書いてる管理人があまり止められていない
頭でシミュレーションしても実践する機会が少なく
反復練習もできないのも1つの原因であるのだが・・・
なのでこれは自分へのメッセージでもある
もし共感できた方がいたらぜひ試して頂きたい
後衛の方も単純に打つのではなく
トップからなのかアンダーからなのか、どちらのサイドからなのか、
前衛の利き腕はどっちなのか、と意識して攻めると
同じアタックでも意味の違ったものになると思われる
そして意味を考えたアタックはその次のアタックにデータとして生かされる
では不定期で申し訳ないのですが、また次回をお楽しみ下さいm(_ _)m

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