第3回:「なぜバックは打てないのか?」

テニスをやった経験のある人なら「バック教えて」って
言われると説明しづらいと思います
なぜなら一般的にバックが苦手と思っている人は
9割いるそうです(ある書籍で昔読みました)
ではなぜ苦手なのでしょうか?
今回はこれを解き明かしたいと思います

大概の書籍ではバックが苦手な理由をこう書いています
「懐がフォアより狭いから」
懐ってなに?これは最後に解き明かしましょう

まずフォアストロークの打点について絞って考えましょう
(ここから先は右利きの人を想定して書きます。左利きの人は逆にして読んで下さい)
フォアストロークは半身で構えます
(半身とはネットに対して左肩が前で、体が垂直の状態)
打点は右肩から腕を畳んで、左腹の前ぐらいでしょうか?

次にバックストロークの打点について絞って考えましょう
同様に打点は右肩から腕を伸ばした位置でしょうか?

続いて上記の打点以外に打てる位置を考えます
フォアストロークはボールが食い込んできた場合、
いざとなったら右腹の位置でも打てますね?
また手前で返そうと思えば、左肩から腕半分くらいの位置でも打てますね?

ではバックストロークはどうでしょう?
ほとんどなくないですか?
これが一般的にバックが苦手な理由その@なのです
また懐が狭いとはこのことを指します

次にフォアの基本の打点が左腹の前であるのに対し
バックは右肩の腕分前であるためフォアより早くとらえる必要があります
これを意識していないとなぜ打てないのかわかりません
これがバックが苦手な理由そのAです
ただこれも辛いことに意識していては試合では使えません
体に覚えさせる必要があるのです

ただし欠点ばかりではありません
一般に「バックに癖はつきづらい」と言われませんか?
ここまで読んだ人ならもうわかると思いますが
バックは打点が限定されるため、自ずと同じフォームになりやすいのです
逆にフォアは打点が広いため、好き勝手なフォームになってしまうのです

ちなみにこの話はストロークに限った話ではありません
ボレー、スマッシュも同様です
これを読んだところで、次の日からできるかというと、そう簡単ではありませんが
不調になった時や、レベルアップを望む時に、
こういったことを意識すれば、意味のある練習になりませんか?
スポーツには頭脳が必要です
同じ練習でも意味を理解してやれば、短期間で伸びるのです

実はこの内容も管理人自身へのメッセージが大きいのですが
管理人もまさに知識不足なのです
もっと貪欲に知識がほしいので
これを読んで、これおかしいやん!と思ったあなた!
清き指摘をお待ちしておりますm(_ _)m
では次回があることを期待しつつ終了とします

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