2007/07/30
岡島秀樹投手(ボストン・レッドソックス)
メジャーでは試合数が100を超え、1/3のチームはすでにプレーオフ脱落となっています。
そんな中、プレーオフ争いのダントツトップであるレッドソックスにおいて、
一際輝いているのは去年日本ハムから移籍したばかりの岡島秀樹投手です。
簡単に経緯を説明すると主に巨人の中継ぎとしてカーブを武器に活躍し、
使い捨てにされそうになった去年から日本ハムに移籍。
独特の「あっち向いてホイ」投法を武器に最優秀中継ぎ賞を獲得!
日本ハムのアジア一に貢献したことは記憶に新しいでしょう。
さらにメジャーに舞台を移し、1年目からオールスターに選出され、
今日(7/30)現在防御率0.85はアメリカン・リーグ救援陣トップの成績で、
前半戦の新人賞に選ばれた程です。

では、なぜ日本時代以上の活躍を見せているのでしょうか?
@新球チェンジアップが効果的だから
Aあっち向いてホイ投法が打者を幻惑するから
Bメジャーでも貴重な左のセットアッパーだから
C無欲になれたから

@〜Cどれもが正しいとは思いますが、あえて言うならCなのではないでしょうか?
岡島がメジャーに移籍したとき、実力を知っている日本人はもちろん、
メジャーの関係者はそれほど期待していませんでした。
それでも本来新人は注目を浴びるものなのですが、
レッドソックスには松坂が入団し、入団当初はしょっちゅう「ダイスケ」と呼ばれたそうです。
ですので他の選手が感じるようなプレッシャーはかなり少なかったと思います。
そこで岡島はメジャー独特の滑るボールの利用法を密かに編み出し、
新球チェンジアップは今やメジャーの左打者が恐れる魔球へと進化しました。
さらに上記ABの要素が加わり、現在岡島をまともに攻略している球団はありません。
オールスターの32番目の男に選出された際、アメリカンリーグの監督は自分のチームのピッチャーより
岡島を高く評価し、必ず選ばれると確信していたそうです。
ですが本当の戦いはこれからです。ペナントが終盤に入れば各チームの岡島に対する研究も進むでしょう。
ですが、今まで何度もシビれるピンチを乗り越えた岡島選手なら、
きっとやってくれると確信しています。
松坂と二人で今年のプレーオフを沸かせてくれればと思っています。

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